節足雑踏イケタライク

日々思った事や、書籍・映画・その他の感想なんかを呟きます。あまりマジメではございません。

TBFのマジメな敵キャラ三銃士を連れてきたよ(後編)

 

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……三銃士は3人だよ。何言ってんの?

 

「桃太郎」と「3人のお供」は別でしょ?「3人のお供」は何人(匹だけれども)、みたいな話をしている時に「桃太郎をいれて4人です」とはならないでしょ?

 

誰よ直木七人岬って。話をズラさないでくれる?

 

はい、すみませんでした。

 

直木七人岬が誰なのかについては、あの、俺もわかんないです。多分、誰もわかんないです。西尾維新先生に聞いてください。

 

ワンチャンそれでもわかんないと思うけれども。

 

蠍瓔珞

season2に登場。蝕心毒姫。

 

つっても、以前結構長く語っちゃったのよな。

 

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それにしても蝕心毒姫か。うむ、終始心を蝕まれていたのは何を隠そうその御本人だったような気がしなくもないが、まぁ、最終的には抜け出させたので良しとしよう。それを言い出すと、最終的にはあんなことになってしまったわけだし。まぁ、アレは相手が悪い。何よあいつ。『御本人』じゃないの。

 

みんなで読もうぜ「レッドドラゴン」。

 

 

瓔珞ちゃんはねぇ、本当に良い子なんですよ。根が。いや悪人なんだけれども。

 

1人で城を落とし、毒さえ盛ることが出来ればあの殤不患さえ回復に長い時間を要する強者ではあるんだけれども。

 

それはそれとして、全く「悪人としての」脅威を感じない。その辺り、根の真面目さに由来するのかな、と思うが、どうなんでしょう。

 

個人的に今回の三銃士の中では一番好きです。女の子だしね。

 

 

 

 萬軍破

season3に登場。百撃成義。

 

 三銃士の期待の新人だ。元々は国境を守る将軍だったが、上は状況の見えていない命令ばっかり出すし、部下はそのせいでどんどん死んでいくし、この状況をなんとかできそうな奴は国を放ってどっか行っちゃうし、もうどないしたらええんやと悩んだ結果、闇堕ちしてしまった。

 

そして「なんとかできそうな国を放ってどっか行っちゃった奴」が、われらが主人公の殤不患さんだ。すごかったぜ最新話(執筆時点)。その感情3話で爆発させて良いやつ?知らないよ?

 

まぁ今回アイツは別の目標をしっかり見つけたようなので、多分大丈夫だろ……知らんけど……。いや別の目標っていうか……めちゃくちゃ軍破殿の上司だけれど……まぁ、直接被害にあわないだけでも御の字であろう。

 

「お前その魔剣をもっとしっかり使えば、もっとすげえことができるだろうが!」

 

というのは嘯狂狷も言っていたんですが、アイツとはまた印象がだいぶ異なりますね。アイツほど世渡りがうまくなくて、また「職務に対して」アイツよりも真面目だったのだろう。

 

とはいえまだ第3話。まだまだハッちゃける余地は残ってる。

 

お願い!死なないで萬軍破!あんたがここで倒れたら、国境に残してきた部下たちはどうなっちゃうの?念白は残ってないけれど、ここを凌げば、殤不患に勝てる可能性が一応少しはあるんだから!

 

次回、第4話「魔剣の行方」!

 

デュエルスタンバイ!みんなで見よう!

 

……あの予告の城之内、ラーの翼神龍の攻撃に「は」耐えたの、知ってました?

Five night at 隣室

タンタタンタタンタンターンタタンタターン♪


コレを文章として「読んだ」だけで曲名を特定できる方はまさかいないだろうが、記事のタイトルと合わせて考えればワンチャンあるかもしれない。

 

というか、記事のタイトルだけで考えた方が多分良いですよ。俺のリズム感マイナスなので。

 

……ビゼーの「闘牛士の歌」ですね。

 

偉そうに「ビゼー」とか言っちゃったけど、ビゼー、この曲しか知らん。

 

さてこの「闘牛士の歌」なんですが、隣の部屋の時計か何かから出るアラームとして設定されているようで、毎日決まった時間に流れるんですよ。最近。新調したのかね。

 

タンタタンタタンタンターンタタンタターン♪

 

って。

 

あの、やめてほしいんですよね。

 

Five  night  at Freddyというゲームがある。ジャンルで言うと、ホラーになるのかな、と思う。夜になると殺人ロボが徘徊するピザ屋で夜勤するゲームで、まぁ、転職しろ、と思いますね。

 

このゲームには「電力切れ」と言う概念があり、殺人ロボ達を監視するカメラや、己の身を守るためのシャッターを使い過ぎると電力切れになり、カメラは使えず、シャッターは全開になってしまうんです。

 

……なんで?

 

非常時に閉まるからシャッターなんじゃん。電力切れ、停電って非常時じゃん。閉まって開かなくなるからゲームオーバー、でもいいじゃないですか。管理会社に連絡しろよ、とは思うけれども。

 

開くんですよ。

 

厳密な処理としては「動かなくなる」なのかな?と思って、「閉めた状態で」電力切れにしてみたり、するじゃないですか。

 

開くんですよ。

 

なんでやろね。

 

まぁ、開いて、それで終わりならいいんですけれど。そういうこともなくて、要するに「電力切れ」というのはクリアに際して「避けるべき事態」なんですよね。何せほら、徘徊してるから。殺人ロボが。入ってきちゃうから。

 

ただ、夜勤が終わるまでの時間、5時まで、「運次第」で生還できる場合もあって、その際のBGMが、ビゼー闘牛士の歌なんですよ。

 

タンタタンタタンタンターンタタンタターン♪

 

が鳴って、5時を迎えるか、或いは、JumpScareの餌食になるか、2択なんですね。

 

 

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嫌いなんですよね、JumpScare。

 

そんなドキドキBGMが、日常生活の中で流れてくるのはたいへん困るのですが、しかし隣の部屋に事情を説明してわかってもらえるとも思えないし、あと脳内でシミュレートした結果、いちばん困るのは「そんな音楽知らないんだけど」と言われた場合で、これをされるとマジで「ひぇっ……」となるので、俺は何にも言いません。

 

怖い怖い。

機会均等結果平等、サムライナイト

昨今「多様性」であるとか「平等」であるとかを考える際に頻出する単語である「機会均等」と「結果平等」。どの場合においてどちらを優先すべきか、あるいはどの様に両立を目指すのか。答えの出ない問いに「武士道」と「騎士道」の観点から少しでもヒントを得る。

 

この文章はそういう文章では無い。全然無い。

 

そういう文章が読みたい人は、帰ってください。

ここにそういう文章が書かれる日は、来ないです。

 

ビ○リーチとかバ○フィードとか行くと良いよ。

知らんけど。期せずして○に同じ文字が入るね。

 

コレはデュエマの思い出の文章です。

 

 

 

ある時。デュエマに「サムライ」と「ナイト」が現れた。

 

「サムライ」とはクロスギア、という武器を主軸とした戦い方をする集団である。「侍流ジェネレート」により、強力な武器を次々と呼び出すのだ。

 

一方の「ナイト」は呪文を主体とした戦い方を好んだ。「ナイト・マジック」はナイトがいる際に撃てば、その効果を2度使えて、お得だ。

 

弟はサムライに惹かれ、俺はナイトに惹かれた。自然な成り行きから、この様な取り決めが成された。

 

「パックを剥いて出たサムライは弟の物とし、ナイトは俺の物とする」

 

いちいち交換するのも面倒くさいので、もう、金を出した人に寄らず、その種別によって所有者を決めてしまおうという、ある種の乱暴さが産んだ取り決めであった。

 

そしてこの取り決めは、しばらくの間は円滑に回ったのだ。2人は「自分では使わない」サムライ、あるいはナイトを持て余す事も無く、それなりの強さのデッキを作る事が出来た。

 

コレは上手く「機会均等」が成立した例と言えるだろう。どちらのサムライにもナイトにも、等しく活躍の機会が与えられる。ここで終われば、平和だった。

 

ここで、終われば。

 

 

 

ある時、俺は当ててしまった。

 

戦国竜ヴァルキリアス・ムサシ。

 

強力なサムライである。しかし取り決めがある以上、コレは弟に渡さなくてはならない。それだけなら、まぁ、良い。全然渡すさ。弟が同様のレア当てた際にも俺にくれるならね?そりゃあ、渡すさ。

 

……ただ、俺が当てたの、シークレット・レア仕様だったんですよねー……。正式名称はヴィジュアルショック・シークレットカード。ええと、イラストが、普通とは違うの。イラスト枠がドドーン!となってて、ホイル加工がしてあって、ちょっとした3Dみたいになってるの。

 

で。コレのナイト版は、無いの。当時は「次に出るのかな?」くらいのノリだったんだけど。結局、出なかったの。というか確か、この1回で打ち切りになった企画なの。最近やってたらそれは知らん。

 

弟の前で剥いたら出たので、やった〜、渡せよ、と言ってくるんですよ。当然だろ?と。俺も渡すんだから、と。

 

幽騎士ブリュンヒルデ

 

弱くはないけど。お前それ、コモンじゃねえか。最低レアじゃねえか。成立すると思っているのか。

 

させなければならんのである。条約を結んでいるので。

 

……結局どうしたんだっけ。

 

「俺にはコレを未使用の状態で中古のカードショップへ売りに行くという選択肢がある。それをすれば恐らくパックが3つは買えるだろう。しかし取り決めがあるのでそれはやめてやる。だがタダでお前に渡すのも癪なので、300円で売ってやる」

 

……で手打ちにしたんだっけ。額は違うかもしれないけど。弟に「ケチだケチだ」と罵られ、母にも大人気ない、と言われた記憶があるので、タダでは渡さなかったと思う。

 

でも俺も「なんでこの値段で」「本来ならもっと取れる」と納得せずに不満タラタラでやってたので、まぁ、こんなもんだろ。

 

結局コレが原因で条約が立ち消えになり、各自各々の友人と自分の使わないサムライ、あるいはナイトを交換するようになりました。

 

結果平等は、成されなかった。

 

現代で問題になっている事を小学校(中学だっけ?)の時分で実感した、と書けば、まだ格好はつくか。

 

 

 

俺はあの時どうすれば良かったのか。やはり条約に従い、素直に渡すべきだったのだろうか。

 

そんな事を考えながら、ふと思い立って現在のヴァルキリアス・ムサシ(ヴィジュアルショック仕様)の値段を調べてみました。

 

……いやぁ。ケチって言われる筋合いはねぇなぁ。

 

 

 

ちなみに幽騎士ブリュンヒルデ、使い勝手は良かったです。実際のデュエルでの活躍度合いは、弟のヴァルキリアス・ムサシより上だったかもしれないね。

 

……というか。

 

弟とのデュエルで見た事ねえぞ。

ホイル仕様のヴァルキリアス・ムサシ。

 

……売ったんじゃねえか、アイツ?

気高いお茶漬け

 

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前回「孤独のグルメのお茶漬け回」について書いた際、ふと気になった。

 

「他のグルメ漫画のお茶漬け回ってどうなってんだ?」

 

そう言う疑問が湧いた際に「他のグルメ漫画」の代表ヅラをして出てきたのが美味しんぼである。彼は彼で大概変なグルメ漫画のような気がしなくも無いが、何はともあれ美味しんぼ91巻4話、「魯山人のお茶漬け」を読んでみた。

 

一応ネタバレ注意で。

 

 

 

日本人のマジシャンが「世界奇術大会」に登場しようとしていたところ、「日本の独自色」を出せ、と上から言われ、悩んでしまう。

 

そこを山岡が古書店で見つけたレシピにあった魯山人のお茶漬けで元気付け、更にはそれが「日本の独自色」のヒントにもなる、と言う話の流れだ。

 

紹介されるのは全十種の内の三種。

 

海苔茶漬け、納豆茶漬け、マグロ茶漬けである。

 

まぁ、どれもこれも手間が掛かっている。

 

海苔は既製品の佃煮瓶詰めでは無い。板海苔を酒と醤油で煮たものだ。

 

納豆なんかは刻みネギも入った上に、ほぼムース状で、糸を目視出来ない。

 

マグロなんてのもお茶漬けの具材としてはいかにも上等であろう。大根おろしまでつけてある。刺身パックのツマとかじゃないんですよ。すりおろすんだ。おろし金洗わねーといけねーじゃん。めんどくせ。

 

これら全てに茶葉の指定だの、ご飯の温度管理だのを整えてからお出しするわけで、結論としては、まぁ、どれもこれも手間がかかっている。

 

 

 

さて美味い美味いと食べたお茶漬けに、着想を得た「日本独自の」奇術なのだが。

 

「麺は世界中どこでも食べられます。」

「これはお茶漬け。日本独自のものです。」

 

……と言う語り出しで、お客様にお茶漬けをつくりはじめるのだ。おぉ、コレはマグロ茶漬け。基本を守り手順通りにしっかりとお茶漬けを作って行く……フタを閉め、暫く待ち、お客様が開くと……。

 

……なんと!

……麺になっている!

 

「おやおやお茶漬けをつくったはずなのに麺になってしまいました。」

 

山岡は言う。

「これは見事!」

栗子さんも言う。

「仕掛けがわからないわ!」

 

お客様も拍手。無事に手品は終わり、大成功、と言う所だろう。

 

 

 

結局「日本独自」の要素がチラ見せの末に万国共通のものになってしまったんですが、それは良いんですかね。

TBFのマジメな敵キャラ三銃士を連れてきたよ(前編)

殺無生(セツムショウ)!

嘯狂狷(ショウキョウケン)!

蠍瓔珞(カツエイラク)!

萬軍破(バングンハ)!

 

「TBFのマジメな敵キャラ三銃士を連れてきたよ」

「4人いるぞ!」

 

知らんのか。三銃士は4人いるんだ。

なぁ、直木七人岬。

 

というか、TBFの敵キャラ、……別に敵に限んないか、キャラクターはみんな割と真面目です。その中でも、特に俺が好きな4人を集めるとこうなります。内1人はまだ好きかどうか決めかねているが。

 

皆で見ようぜ、Thunderbolt Fantasy。

ネタバレ注意!

 

 

 

殺無生

 

season1に登場。鳴鳳決殺。

 

冷酷無情の凄腕な殺し屋、それが殺無生の職業だ。ちなみに本名だ。親は何故にこの様な不吉な名前をつけたのか。気になる方は劇場版「生死一剣」を見るが良い。あの野郎、最低すぎて笑えてきますわ。

 

当然の如く無法者で、誰もが認める悪い奴ではあるのだが、妙に律儀というか、常識人な部分がある。

 

「俺が入ったら飲み屋の客が全員逃げた…………可哀想なので主人には大金を支払ったが……」

 

武闘会に出たはいいが、試合とは無関係の殺人事件とは……コレは大会の中止もやむを得まい……」

??「いや、全然続行するって」

「……えぇ……?」

 

……もっとしっかり疑問に思っておくべきだったのだよなぁ……。

 

season1ではとある「目的」のために、主人公たちと行動を共にしてくれる。そしていよいよその「真面目さ」が垣間見えるのは、同時に彼の散り際で。どこまでも己の剣の道、「必然の探求」を突き進む求道者でありました。

 

……それはそれとして、殤不患を「アイツの剣、全然切れてなくない?」と評していたり(そりゃあそうだろ……)、そもそも自身が敗北したAさんが…………に負けたりしているので、その戦力を見極める力が本当の本当に正確なモノであったかどうかは、割と際どいところ。

 

間違っても弱くは無いというか、season1のあの4人は、虚淵さん曰く割と団子の強さらしいのですが。

 

ともかく、劇場版を見る前後で印象が様変わりする人。アイツの印象もだいぶ変わるし、皆で見ようぜ「生死一剣」。

 

season3の冒頭でもまさかの形で再登場。

 

あの野郎本当にどの面下げて……。

 

嘯狂狷

 

season2に登場。追命靈狐。

 

大国、西幽のエリート公務員。真面目に職務をこなす法の番人……のフリをしている汚職公務員。私腹をブクブク太らせている。

 

君も大概いい名前しとるね。コレについての説明は劇場版でも無かったと思います。でも皆で見ようぜ、「西幽弦歌」。

 

何が凄いかと言われれば、その思い切りの良さであろう。中盤、色々あって、故郷に自分の汚職がバレちゃうんですよ。本人も大層悔しがってねぇ、今までの積み重ねとか全部水の泡になっちゃったもんだから。

 

まぁ、3分くらいで「開き直るしかないッ!」と叫んで、山賊になる決意を固めたんですが。

 

こんな奴のどこが真面目なのかって、だって、殤不患も「生真面目」という点については認めているから……。

 

この人の敗因は、「他人が『やらない』事を『出来ない』事だと勘違いした」事によるのですが、それは自分に出来る事はなんでもやってきた、ある種の生真面目さに由来する……そう殤不患さんが言っていました。

 

言われてみれば如何に汚職で私腹を肥やそうが、え「エリート公務員」としての面目を疑われない程度にはしっかりと業績をあげてきた事実は、まぁ、あるわけで、劇場版「西幽弦歌」では割と終始、真面目に頑張っていました。アレが上司だからなぁ……。

 

アイツの天敵としての側面も持つ。戦えば負けるだろうが、それはそれとして姿勢が噛み合わぬ。ざまぁ。

 

 

 

割としっかりした感想記事になりそうなので、前後半に分ける。後半2人はその内、近い内に。

 

特に軍破殿、来週あたり死ぬかもしれないから……。

快適空間の斧男(か弱い系ショタVer)

 

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>見たら『僕』で可愛い系ショタを演じることで承認欲求を満たそうとしていた形跡があったので、ここに懺悔しておきます。

 

>無理だよ。

 

「どうしてやる前から諦めるんだ!そんな事だからお前はいつまで経っても成長できないんだ!」

 

……俺(熱血漢)……!

「……そうです……」

 

 その声は……!

 

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「……冷静に読み返したら成人男性が『ベッドの下の斧男怖い』、『覗き込んでくる不審者怖い』と言ってんのキモすぎます……。ショタが言っているなら、まぁ、まだ許せるかもしれないけれど……」

 

……俺(自己嫌悪)……!

 

という訳で、やってみます。あーらら。しーらね。

 

 

 

以前、ロフトベッド(という名前であっているのでしょうか……今度調べておきますね)の下がクローゼットというか、小部屋の物置になっている部屋を借りている時期がありました。

 

アレは良かったです。適度な狭さの密閉空間が「なんとなく寂しい気分の時」にぴったりでした。本来の使用用途である衣装部屋としては、僕は服をそんなに持っていないので使いませんでしたが、本来の使用目的とは逸れているとしても、快適でした。

 

しかし、良かったのは間違いないのですが、普段の生活、別に今寂しく無いな、という時にはアレが少し怖かったのも覚えています。

 

僕は昔読んだ怖い漫画で「ベッドの下に誰かいる」……「ベッドの下の斧男」とよばれる都市伝説みたいな存在が怖くて仕方ないんですけれど、今回はベッドの下がそれなりの快適空間(色々持ち込んでちょっとした一人部屋みたいになっていました)として完成されているので、もし居るとしたら、コンディションが万全なのです。這いずるより動きも機敏でしょうし。

 

しかし、今、あの部屋から離れて、冷静になって考えてみますと、「ベッドの下のクローゼット(快適空間)の中の斧男」はそんなに怖くありません。

 

ベッドの下の斧男の何が怖いのかとを考えてみると、ふと誰もいないはずの部屋に気配を感じ、探したけれども誰もいない……けれども、気配は消えなくて、まさかと思いながらベッドの下をのぞき込んだら目が合って……という流れだと、個人的には思います。「居るはずのない箇所に人がいる」の二乗というか。「自分の部屋」の「そもそもそんなところには入れないよ……という箇所」に人がいる、そういう二乗です。

 

しかし、ベッドの下の斧男がベッドの下の快適空間にいた場合、これは同居している友人みたいなものです。僕に気を遣い過ぎた結果、ベッドの下を自分のパーソナルスペースにしてしまったのでしょう。別にそんな気にしなくていいのに、という気持ちと、僕のベッドの下だからそこも僕のパーソナルスペースだよ、という気持ちで半々です。

 

結局のところ、二人暮らし、シェアハウスとしてはあの部屋は狭いのがどうしても問題になります。個人個人それぞれのライフスタイル、生活様式にあった間取りを選ぶことが、何よりも重要になるのは当たり前ですが、改めてそれを実感しました。

 

あと、寝ている所を覗き込んでくるタイプの不審者も苦手です。今も仰向けで寝るのが少し怖いです。

 

 

 

どうだ。

 

俺(熱血漢)

「……」

 

俺(自己嫌悪)

「……ごめん……」

快適空間の斧男

今週のお題「間取り」

 

以前、ロフトベッド(そういう呼称が正確なのかは知らん)の下がクローゼットというか、小部屋の物置になっている部屋に住んでいた。

 

アレは良かった。適度な狭さの密閉空間が1人暮らしの「1人になりたい気分」にぴったりだった。本来の使用用途である衣装部屋としては、俺は服そんなに持ってねーので使わなかったが、用途外であることを差し引いても、アレは良かった。

 

良かったんだが、メンタルが安定している際にはアレは少し怖かったのも覚えている。

 

俺は昔読んだ怖い漫画で「ベッドの下に誰かいる」……俗に「ベッドの下の斧男」とよばれる類型の存在が怖くて仕方ないんだけれども、今回ベッドの下がそれなりの快適空間(色々持ち込んでちょっとした書斎みたいになってた)になってしまっているので、もし居るとしたら、コンディションが万全なのである。這いずるより動きも機敏だろうし。

 

しかしあの部屋から離れて、今冷静になって考えてみると、「ベッドの下のクローゼット(快適空間)の中の斧男」はそんなに怖くない。

 

ベッドの下の斧男の何が怖いかといえば、ふと誰もいないはずの部屋に気配を感じ、探したけれども誰もいない。けれども気配は消えなくて、まさかと思いながらベッドの下をのぞき込んだら目が合って……という流れだろう。「居るはずのない箇所に人がいる」の二重構造だ。「自分の部屋」の「そもそもそんなところには入らねーよ」という箇所、そういう二重構造だ。

 

翻ってベッドの下の斧男がベッドの下の快適空間にいた場合、これは同居人である。気を遣い過ぎた結果、ベッドの下を己のパーソナルスペースにしてしまったのであろう。別にそんな気にしなくていいのに、という気持ちと、俺のベッドの下だからそこもおれのパーソナルスペースだよ、という気持ちで半々ですね。

 

結局のところ、二人暮らし、シェアハウスとしてはあの部屋は狭いのがどうしても問題として立ち上がってくる。それぞれのライフスタイル、生活様式にあった間取りを選ぶことが、何よりも重要になるのは言うまでもない。

 

あと、寝ている所を覗き込んでくるタイプの不審者も苦手。仰向けで寝るの少し怖い。