節足雑踏イケタライク

日々思った事や、書籍・映画・その他の感想なんかを呟きます。あまりマジメではございません。

ブログのタイトルを考えた。そして私はチョロかった

ブログのタイトルを考える。この記事が公開されたのならば、この記事の結果は明らかになっているはずだ。「何故そうなったか?」の記録がこの記事である。
 
 
 
良いタイトルとは何か。考えた際に思い浮かぶは、まず第一に「検索性」である。「独自性」でも良い。その文字列を頭の中に想起した際に、もっと直接的な話をするならば検索窓にその文字列を入れた際に、最も上に出てくるのがこのブログであって欲しい。
 
 
 
第二に「覚えやすさ」。第一に特化しすぎると、突飛な文字列になってしまう。ンニジュンデゲフェワズゲオジュとかになってしまう。なんだこれは、となってしまう。検索するにもうろ覚えだ。「ンニジュンデゲフェワズゲオジュ……ンジニュンデフェゲワズオジュゲだっけ?アレ?」その苦労に見合うだけの文才は無い。覚えやすいに越したことはない。
 
 
 
第三に「愛着」である。極論これがあれば第一も第二もどうでも良い。それこそンニジュンデゲフェワズゲオジュでも良い。が、ンニジュンデゲフェワズゲオジュに対する感情は「コピー&ペースト機能マジでありがとう」だけである。だがこればかりは一朝一夕に持てるものではないし、日頃「これが好きだ」と公言している物だと身元の特定にもつながる。それは怖い。
 
 
 
よって第四の条件を「匿名性」とする。記事を一つ一つ査読されてならともかく、ブログタイトルを見ただけで「アイツじゃねーか!」となるのはダメ。「あの辺の関係者か?」も避けたい。まあ、これはそこまで心配していないが。知り合い友達少ないし。念のために言っておくと「実は有名人でした!」みたいな企画はやっていないです。勘違い、夢を見る分にはご自由にですが。ただ、現実で「コレお前?」と聞かれた場合にゃ全力でシラを切る。「しょ、証拠はあるんですか?」うむ。お手本が如き犯人の第一声。
 
 
 
第五に「内容との合致」である。現状考えているこのブログの記事の道筋からするに、いくら予定は未定とは言えど「世界の環境問題を考える」みたいなタイトルにはしない方が良い。そういう方向に行く予定は無く、いやこのブログの予定などどの方向を見ても無いのだけれど、この方向に進む可能性はマイナスに突っ込んでいる。ある程度は進む可能性の高い道を表したい。環境問題に関心が高い人の時間を8秒でも無駄にするわけにはいかない。
 
 
 
条件を5つ備えたところで、それぞれの重要性を確認する。実益、実生活に掛かってくるという意味でまず第一に「匿名性」を重視。今後運営していく上で次に重視すべき事柄であり、心情的にも「愛着」を重視する。次点で、つまりは中心に「内容との合致」。これを軸に考えて他4方向に寄せていくのがやりやすそうだ。「検索性」と「覚えやすさ」は両立が難しいが、あえてどちらかを重視するなら「検索性」か。ただし「覚えやすさ」を軽視して良いわけではない。お前はダメだ、ンニジュンデゲフェワズゲオジュ。
 
 
 
「内容との合致」軸で考える。ではこのブログの内容とは何か。どうなる予定なのか。1つは読書、映画、漫画などのコンテンツ感想である。2つに日頃思ったことなどのいわゆる日記である。3つ目に、上記2つに当てはまらない、なんかよくわからん、ポエムである。謎ポエムである。いや書こうとはしていないんだがありとあらゆる文章が自分語りになりポエムに収束する可能性がある。我が身の未熟さよ。これは恥ずかしい。匿名性を重視したい訳だ。
 
 
 
この3つの内容に共通する事は何か。「まあ、大した事は言っていない」。これに尽きる。上記ブログの方向性はどれも極めればそれだけで食える可能性を秘めているが、煎じ詰めれば大体の物は極めれば日頃の食事くらいはまあどうにかなり、そもそも私は極めていない素人だ。故にコメントはこうなってしまう。
 
 
 
しかし「大した事は言っていない」ブログでも、公開する以上はある程度の反響は期待したい。しかし多忙な皆様の時間をその意に反して奪うつもりもない。最も期待する反応は何か。しばらく考えて出た結果は「行けたら行く」だった。この言葉を暫く繰り返し、タイトルの一部にすることに決めた。よく使われる言葉故「覚えやすさ」はある。カタカナ表記にすれば異質さと「検索性」もプラス出来るか。決定稿、「イケタライク」。なんとなく喜怒哀楽っぽさもあって良い。
 
 
 
ではこの題名に「愛着」を持てるか。結論から言うとこれは難しい。私の「行けたら行く」と言う言葉に対する思いは無いに等しい。俺がこの言葉を使うときは大体行く方向で予定立ててるから、実際行って戸惑われると困る、位のものである。いや断言しなかったこちらも悪いんだけれど。とは言え嫌いな言葉では無い。使い続ければいつかは愛着も湧くだろう。つまり問題は初期値である。愛着の初期値を高めるにはどうすれば良いか。これは単純、好きなものを題名につけるが良い。
 
 
 
好きなものはなにか。好きの方向含めて色々あるが、「内容との合致」「匿名性」で絞る。「ブログに登場する機会、可能性がある」、「それなり以上の人数の愛好家が存在する」。これだ。では羅列する。読書、本、漫画、映画、歴史、変な人、昆虫、生物、観光、裏路地、ゲーム、猫。まあこんなところか。好きなコンテンツのタイトルを考えるに二文字の漢字2つ、計4文字が良いだろう。○○××イケタライク。機動戦士ガンダムみたいな事である。
 
 
 
ああでも無いこうでも無いとくっつけたり区切りを変えてみたり具体例を挙げてみたり好きの理屈を考えてみたり変換してみたりした結果、最終的には「節足」と「雑踏」に落ち着いた。「節足」は節足動物のことである。共通点は、好きか嫌いかなら好き、ただ嫌いな物もある、その基準は実際前にした際の私にしかわからない。その辺りだ。
 
 
 
匿名性も問題は無かろう。節足動物の専門家やマニアは数多く存在し、雑踏の中でしか生きられぬシティボーイ、シティガールが多くいる故雑踏は雑踏なのだ。そしてそれらを2つくっつけて、イケタライクなら検索性もなかなかだろう。今検索すれば「行けたら行く」の議論が多い。来るの?来ないの?私は「多分行くけど予定とか入ったらそっち優先するかなぁ」「その際連絡もしようとは思うけど、予定に準備が多く必要ならそっちを優先して結果できない可能性もあるなぁ」。
 
 
 
こうして「節足雑踏イケタライク」という文字列は誕生し、おそらくはこの文の上らへんに出ている。この文を書き直すのも面倒くさいのでよほどいい案が無ければこれで行く。皆様におかれては気が向いた時に来ていただければそれで結構。出来るだけ歓迎いたします。ただこの文章の結論は冒頭でもう自明で、道中あまり面白い部分も無かったので、最後にンニジュンデゲフェワズゲオジュの評点をして終わる。
 
 
 
ブログタイトルとしてのンニジュンデゲフェワズゲオジュ。
 
 
 
匿名性は問題が無い。ンニジュンデゲフェワズゲオジュとは私がキーボードを打って出てきた文字列を一部改変(子音母音がつながらないローマ字の削除)したものである。つまりはランダム性の産物だ。またやれば違うものが出来るであろう。
 
 
 
愛着。これはさっきまで無かったのだが、こうも繰り返すとは思わなかった。なんだか湧いてきた気がしなくも無い。チョロい。
 
 
 
内容との合致。ンニジュンデゲフェワズゲオジュというなんの意味も物語性も無いこの文字列は、上記の想定される内容に相応しい様な気がしなくも無い。ランダム性の部分も一期一会のドラマ性を感じさせなくも無い。マジかよ。
 
 
 
検索性。今調べたら一番上に来たのがグラブルの記事だった。「?」と思い開くと、「ンニ」というウニの様なSSRキャラがいるらしい。強くは無さそうだが口がちゃんとウニの口吻で好感が持てる。それくらいしか出なかったので検索性も高く、また愛着をプラスする。チョロい。
 
 
 
覚えやすさ。皆無である。マイナスである。コピペなしでは多分打てない。ただこういうピーキーな性能の何某かは嫌いでは無い。覚えやすさを代償に愛着をプラス。チョロい。
 
 
 
以上、初めはダメな例として挙げたはずなのに「まあ、悪くはない」くらいに落ち着いた。自分でも驚いている。この意外性でまた愛着が湧く。私は自分で思っている以上にチョロい様だ。困る。まあ、ふむ。飽きた際の変更候補には入れておいてやる事にしよう。恐らく今の愛着ブーストは一過性の物故に、その頃には冷静にンニジュンデゲフェワズゲオジュと向き合えるだろうから。
 
 
 
「却下」と未来からの声が聞こえた気がした。ああ、安心した。