節足雑踏イケタライク

日々思った事や、書籍・映画・その他の感想なんかを呟きます。あまりマジメではございません。

ネマシュもいない青い春

ネマシュというポケモンがいる。

 

ネマシュの前にポケモンの話だ。知らない人もいるだろうから。

 

ポケットモンスター、縮めてポケモン。動物図鑑には載っていない不思議な生き物。海外の人にポケットモンスターって言ったらアカンよ。いやまぁ、初代の頃はともかく、今は若いのには通じると思うけど。でも、まあ、避けた方が無難ですね。平たく言えば、そういうゲームのキャラクターの総称です。「ポケモン」の括りの中にピカチュウとか、色々います。

 

ピカチュウ。次はピカチュウの話だ。知らない人もいるだろうから。

 

 

ピカチュウは電気タイプのポケモンで、電気を使います。水タイプとかは電気がよく通るので得意です。地面タイプは、電気が通らないので苦手です。ポケモンのタイプには、このように相性があります。ややこしいです。

 

ピカチュウは数あるポケモンの中でも、特に人気のあるポケモンの1人です。何故か。可愛らしいデザインももちろん一因にはあるでしょうが、その人気に特に大きな影響を与えたのは、やはりアニメーションの存在です。

 

マサラタウンの少年、サトシとその相棒、ピカチュウポケモンマスターを目指す冒険は、1997年に始まり、現在まで続いています。

 

ゲームとしてのポケモンはいわゆる御三家……火・草・水タイプのポケモンの中から1匹を選んで冒険が始まるのですが、アニメーション化にあたり、ほぼレギュラーとなる「主人公の相棒」として選ばれたのは、ピカチュウでした。何故か。サトシが寝坊したからです。3匹貰われた後に研究所に辿り着きました。残ってたのがピカチュウです。今後の事を考えると、残り物には福があるというかなんというか。勿論、初めの頃は色々大変だったのですが。

 

そんなピカチュウはアニメやゲームでも優遇され、色々と後輩が出てきた今でも、人気ポケモンの座を欲しいままにしています。最近ではゲームでも声が人間っぽくなったり、アニメ初期のちょいポチャ体系を再燃させてみたり、やりたい放題です。アイツには昔からそんなところがあった、調子に乗りやすいというかなんというかと、ポリゴン君が愚痴っていました。彼も可哀想な奴なのです。愚痴るくらいは許してやってください。2は、まぁ、良いよ。進化で。進化に類するアップデートって事で。Zは、ただただバグっているだけだからなアレ。

 

 

そんな彼のやりたい放題の歴史が、去年また1P、新しく作られました。名探偵ピカチュウ。実写映画化で、ハリウッドです。CGで描かれるリアルなポケモンの世界、その主役にはまたもや彼が選ばれました。色々出てきていますが、主役は彼です。ピカチュウです。

 

 

この映画を見ました。劇場で。面白かったです。地上波放送も見ました。面白かったです。思ったよりバチュルがいっぱい居たね。

 

バチュルの話ですか?

 

 

電気・虫タイプのポケモンです。ブラック・ホワイトにて初登場しました。身長が0.1m、つまりは10cm程で、これは全てのポケモンの中で最小です。うっかり踏んじまったら大変な事になるね。虫だしね。ポケモンの中で最小つったって、10cmの虫はなかなかだよ。

 

……「ポケモンの中で最小」は「ポケモンの世界にバチュルより小さい生物はいない」とは違うよな?ポケルスとかあるし……だがポケルス……ウイルスが生物なのかと聞かれたら……うーん、この後、微生物的なポケモン、出てくるんだろうか。そこまではいかずとも、あの世界ミリ単位の生き物、ポケモンはいるんだろうか。モチーフとしては好みだろうけれど……戦わせたりする都合上、どうなんだ、という気も。

 

……まぁ良いや。それよりもバチュルを……本筋に絡めるには……。

 

……見に行く前段階に仕入れていた情報がどうも偏っていたようで、俺はてっきり初代のポケモンしか出てこないのかなと思っていましたが、これ、バチュルのように割と最近のポケモンもしっかり登場するので、最近のしかプレイしていない子供も安心だなぁ、と思いました。

 

ネマシュの話をしましょう。やっとか。やっとだ。

 

 

この映画の中盤……やや終盤?に登場するポケモン、それがネマシュです。いっぱい浮いてます。本筋に絡むシーンか、というと微妙。このシーンは大事なんですが、ネマシュが飛んでる意味は無い。絵的にすげー綺麗なだけ。それで充分だな。

 

ネマシュです、と偉そうに書いていますが、告白しましょう。俺はこの時、ネマシュを知らなかった。「えのきポケモンかな」と思った。えのきってよりはワライダケとかバフンダケの系列の見た目なんですが、さすがにそんなマニアックなところは突かんだろうと思ったので、えのきかなと思った。

 

知らんポケモンがいた。何故知らんのか。これは単純で、俺がプレイしていないゲームに出てくるポケモンなんですね、ネマシュ。サン・ムーン、確か劇場公開時点での最新作に登場するポケモンです。バチュルより新しい。俺が最後にちゃんと遊んだの、ルビサファだからねぇ。サファイア。チラチラと追ってはいたけれども、最近のまではどうにも。ソード・シールドはVの配信見出したから知ってるんだけど。にじさんじ剣盾杯、面白かったねぇ。

 

見終わった後もしばらくはソイツ、名前も知らない「えのきポケモン」の事を考えていた。そうか、とうとう俺の知らんポケモンが出てきたのか。どんな奴なんだろうか。強いんだろうか。あの細い軸は殴りあいには不向きだろう。となると本領は絡め手、状態異常か。しかしそうなると、キノガッサと被るんじゃないか。アイツの後輩となると、なかなかハードルが高く、「キノコのほうし」に泣かされたプレイヤー視点の心象も悪そうではあるが。大丈夫だろうか。

 

そこまで気になるなら、検索なりなんなりして調べりゃ良いじゃん、と思うかもしれないが、それはちょっと「はしゃぎ過ぎ」な感じがしたんですね。「うわぁ!なんか知らないポケモンがいるぞぉ!アレは一体なんだろう!」な短パン小僧ムーブは、大人にはキツい。あるいはその先に伝説のポケモンとの出会いとかがあるのかも知れないが、いやぁ、冒険しなきゃいけない感じなのはあんまり。明日も仕事がありますし。自重せねばならん。

 

だからどうにも宙ぶらりんな心境のままで、しばらく過ごす事になる……というのは大袈裟か。帰ってから家で買ったパンフレット読んだら、そこにのってたから、ネマシュ。映画館から家までの道中、車内のみ、ちょっとそんな気分でした。結果としてはすぐに解ったんだけど。

 

すぐに解って……いわばこれは強制短パン小僧化ですからね。「大人のお前の中にいる子供の頃のお前が知りたかった情報は、コレだーッ!」です。喰らって、グワーッ!となって、小2の俺が大喜び。アイツですね。割と出番があります。無い方がいいんだけどね。

 

 

 

zattomushi.hatenablog.com

 

 

もうそっからは開き直って、ネマシュで検索しちゃった。モチーフはえのきじゃなくてヤコウタケでした。割とマニアックな……。進化するとなんとなく雰囲気が怖くなります。マシェード。あの顔で笑ってる奴は信用しないほうがええね。

 

さてこのネマシュなんですが、最新作のソード・シールドの「ルミナスメイズの森」っていう光るキノコの森があって、当たり前のようにコイツが出てきて……最近のポケモンだから、久しぶりにやったVの人とか、コイツ知らんのですよ。かつての俺と同様に。コイツを見て「なんだコイツ!」となるんです。

 

小2の俺がその度に「ネマシュやで」と言う訳です。偉そうに。お前もついこの間まで知らなかったのに。つまりネマシュを見る度に俺は一瞬小2に戻ってしまう身体になりまして、ついこの間の地上波、名探偵ピカチュウでもこれは観測されています。

 

 

知ってる、で偉そうに貯めて、屈託無い笑顔で「ネマシュ!」です。子供がやるなら良いよ?でも、お前は、大人だ。小2の楽しい生活は、遠い過去だ。残念な事に。

 

大人は……もっと大人らしい感想を……言わねばならんのです。きっと……。

 



……汚れちまったなぁ……。

 

青春にネマシュはいなかった。精神だけでも青春に戻れる切っ掛けがある事は、悪い事では無いのかもと、一瞬思う。一瞬だけ。多分、気のせい。

 

ちなみにネマシュの同期のキュワワーって奴も名探偵ピカチュウに出てたみたいなんだけど、コレは地上波でもついに気づきませんでした。知らないポケモンは、派手に出てきてくれないとそもそも認識できないのかもしれないね。