節足雑踏イケタライク

日々思った事や、書籍・映画・その他の感想なんかを呟きます。あまりマジメではございません。

100年よりも50年の方が長い

映画を見ました。感想は来月書きます。記事自体はもう書いてあります。まぁ、この時期に見に行く映画といえばねぇ、エヴァですよ。エヴァ。俺初エヴァですけど大丈夫かね。その辺りも含めて来月書く。

 

一応ネタバレ注意で。配慮はするが、「何」が「どのくらい」重要な情報なのか今一つわからんので、ポロっとする可能性があるぞ。

 

 

 

で。見に行った人の感想とか考察を、諸般の事情を踏まえながら色々とチラ見している状況なんですが、そんな中で1つ気になる事があって、それが「あのキャラ、ロリババアだったの?」と言う事で、言われてみれば回想に「似た人」がいたな、じゃあ、アレ「似た人」じゃなくて本人か、とまぁ、そんな感じです。

 

で。

 

ロリババア、という表現があのキャラの場合適切か?と言う話になります。

 

まずねぇ、見た目がロリじゃない。10代中盤、後半かな。そんでねぇ、年齢がザックリ、広く見積もって60代くらい?と言う感じみたいです。だから「外見上歳を取らない」歴としては、40年そこそこだ。人生百年時代、普通に60代の女性を「ババア」と呼ぶのも乱暴で憚られる時代に、ましてやこんな状況の方を「ロリババア」と呼ぶのは、あまり好ましい事ではない。

 

だって、ねぇ。いわゆる「一般的」なロリババアって、100年、1000年超もザラに居るわけですよ。「人類が誕生したその頃から」であるとか、あるいは「世界創世の頃から」みたいなヤツも、全然いる。それで見た目は10歳行くか行かないかくらい。実年齢60代?くらいのロリババアは、逆に珍しい。

 

で。思い出したのがFate/Apocryphaの黒幕で、確かアイツも50年くらい「計画」をたててるんですよ。コツコツと。20年くらい海外でお金や材料集めたり。その過程ですっかり日焼けして、ファンにはちょっとややこしい話になったりもしたんですが。

 

で。「この計画には50年かけたんだ!」みたいな事を言うシーンがあって。

 

コレはねぇ、中途半端に長い。

 

フィクションの黒幕、大抵は天才属性も持っているので、数年で世界をどうこう、というのも、まぁ珍しくはない。

 

「『世界の仕様変更』による全人類の救済」という共通点を持つジョジョの6部ラスボスとかも、アレは「スタンド」という概念を理解して……16歳の頃にアレがああなって……「準備期間」としては20年ちょっとですかね。50年は、短くは無い。

 

ただしこれもロリババアの年齢同様、上を見ればキリが無くて。100年単位で準備している奴も全然いるし、それこそ「世界創世の際に狙い通りの事が出来なかった」みたいな奴とか、普通に居そうじゃ無いですか。コレの具体名は流石にすぐには出てこないが。

 

で、それを前提として俺が言いたいのは、「君、若いねー」であるとか、「準備期間短いねー」であるとかではなくて、むしろ逆。

 

100年1000年単位のアレコレよりも、生々しく長く感じるなぁ、という事です。人間の想像力の不思議なところ……いや、むしろ自然な感覚かもしれない。

 

100年1000年アレコレを、と言われてもねぇ。多分30年くらいは「長いなぁー……コレ。いつ終わんの?」みたいな状態になってただろうしねぇ。

 

例外は火の鳥の一部被害者だとか、ディアボロとかの、苦痛が延々と続くパターンか。アレは長ければ長いほど「大変だなー」となる。

 

いや、でも。例えば1週間とか言われたら、その後社会復帰を(敢えて露悪的な言い方をしますが)させられて、メンタルに爆弾抱えながらも無理矢理「今まで通り」に働かされる所とか想像しちゃうかな。それはそれで辛そうだね。

 

どうなんだろうね。

 

ところで火の鳥の被害者、あるいはディアボロみたいな「間違いなく終わりが存在しない」場合には、延々と、を使うのがむしろ誤用になるのでは?正しい表現が永遠と、なのでは?

 

どうなんだろうね。