節足雑踏イケタライク

日々思った事や、書籍・映画・その他の感想なんかを呟きます。あまりマジメではございません。

ゲバルのファンが集まる(らしい)地で叫ばないし特に何もしない

数週間前から、ゲバルが当ブログのランキングに居座っております。

 

 

zattomushi.hatenablog.com

 

 

俺はこの「ランキング」というやつが、どういう基準で上下をしているのか未だに解っていないんですが、とにもかくにもこの記事を書いている現段階、その1位はゲバルである。刑務所の雪辱をこんな所で果たしてどうするんだお前。

 

理由を調べるため、アクセス解析とか諸々をザーッと見てみたんだけれども、どうも「ゲバル」で検索すると当ブログが割と上位にやってくるらしいです。そこから流入してくる人がそれなりにいるわけだ。

 

つまりこのブログには現状「ゲバルのファン」が集まってくる訳で、そう言った人にフォーカスしていくのがこのブログを成長させていくコツ、であるのでしょう。顧客のニーズを把握するのは、何にも悪いことではない。

 

……「ゲバルのファン」にフォーカスする……?

 

……どないせぇと……?

 

……嫌だぜー?ワンチャン「ゲバラのファン」じゃん。「政治ネタ」とか絶対やりたくないぜー?特にそっち方面は危ないと聞きますぜー?そっち方面が実の所どっちかは、あんまり解っていないんですけれども。「東西南北上下ではない方向を指し示す言葉」だった気がするんですけれどもネー。解らないネー。

 

しかしコレはチャンスではある。「何をすれば良いか」は解っているのだ。ここは1つやってやろうではないか。

 

あと「カモミール・レッセン」で検索してウチに来た人はなんなんだよ。残念ながら君にはフォーカスのしようがないぞ。どう考えても。

 

まぁ、わかりますけどね。レッセン君は良い人ですよね。プロ意識、という観点からすれば、刃牙世界かなり上位に食い込む職業人だ。とった行動は間違いなく最適解。あのやらかしの非は完全に大統領にあるので。10:0で。

 

どうでもいいけど刃牙恒例のアレ、いつか絶対に怒られると思っています。単行本収録の際、大統領が「オリジナルキャラ」になっても驚かないね。「オリジナル役職」化まであるからね。日本のアレも割と際どい。

 

ゲバルとは?

 

その「個」としてのキャラクター性について思うところは、前述の記事で書き切った。故にここでは他との関わり、「全体」から見た際のゲバルについてまとめていく。

 

  • 強い
  • そんなに強くない
  • 設定が『濃い』
  • 出番はそんなに多くない
  • 結局主人公と直接関わらなかった
  • 脇役ではあるが、モブでは無い

 

……こんなところか。1つずつ見ていく。

 

1つずつと言いながら2つまとめて処理するが、「強い」と「そんなに強くない」である。コレはどちらも矛盾なく両立する。ゲバルは間違いなく「強い」のだ。インフレが多少(多少……?)進んだ今にあっても、そこそこ上位の強さだろう。

 

新キャラの力士軍団が相手だと、おそらく「鯱鉾」「獅子丸」辺りが相手なら安定して勝ちを狙える。「猛剣」も相撲にこだわるその姿勢からして、ゲバルからすればペースを掴みやすい相手だろう。「巨鯨」は微妙。ゲバルが腕力で勝てないオリバがその剛力でなんとかできなかった渋川を力でなんとかした男なので。それだけで一概に勝てないとは言わないけれど。「炎」も……恐らくはイケる。「刃牙としか戦っていない奴」、強さがわかりにくいから若干不安ですが。「零鵬」はわかんないです。

 

ただ……「宿禰」は無理だろうなぁ。「武蔵」も厳しい。

 

ここがゲバルさんの難しい……そして「そんなに強くない」点であって、ゲバルさんは「Bランクの相手には危なげなく勝てるし、Aランクにも時と場合を選べば勝てる事がある」んだけれども、それは同時に「小細工しないとAランクには届かない」という事でもあり……「Aランク上位やSランク相手には勝てるビジョンがまるで見えない」という、そういう構図がここにはあります。B++ランクなんですよね、ゲバルさん。

 

そういう強さの人なので、架空の対戦カードを論ずる際に、「〇〇には勝てる」「いや負ける」「××には負ける」「いや勝てる」の個人差がデカい。俺の対横綱戦績に異論がある人も全然いるでしょうし。この辺りを語る楽しさが大きい人なので、検索するファンもそれなりに多いのではないかと考える。

 

次に「設定が『濃い』」というところで、ゲバルさんの設定は実に濃い。

 

「大統領」であり「テロリスト」でもあり、「忍者」でもある。昔は「海賊」でもあった。そのくせ自首して収監された「囚人」でもあり、やりたい事が終わったら勝手に逃げたので、厳密に言えば「脱獄囚」だ。あと、顔が「革命家」に似ている。コレはまぁ、いいや。

 

とかくコレだけ属性を並べてみても、その魅力を語るにはまだ足りない。

 

それでいながら「出番はそんなに多くない」のだから、ここが『濃い』という表現をした所以である。要するに「語るべき要素は多いが語り尽くされてはいない」という事になるのか。もう原作には出てこないだろうから、自分たちがやるしかねえんだよ、という事である。

 

だから語りたい人が多く、検索するファンもそれなりに多いのではないかと考える。

 

そして「結局主人公と直接関わらなかった」である。関わってはいたか。戦わなかった、である。

 

刃牙に限った話じゃないが、刃牙に限った話じゃないが、刃牙に限った話じゃあないんだが(3度目)、主人公と戦うキャラクターと言うのは、大体負けるのである。一回主人公に勝つくらいはあるかもしれないが、それはすなわち再戦フラグであり、そしてすなわち逆転敗北フラグなのである。

 

あと統計をちゃんととってみたら、刃牙の勝率、主人公界隈では比較的低い方に入る気もするな……。……まぁ、良いや……。……「刃牙」というシリーズ漫画で、一番語る際の距離感に気を配るキャラクターかも知れない、それが主人公「範馬刃牙」……主人公としてどうなんだそれは。むしろ良いのか?

 

ともかく、勝っても負けても物語という「運命」に組み込まれてしまう主人公……とはついに戦わず戦線を離脱した、ここも大きいだろう。「出番はそんなに多くない」にもかかってくるところだが、ここには「余白」がまだまだあるのだ。運命はまだ誰の手にも渡っていない。ゲバルの行く末は、誰も知らないのである。

 

いやまぁ、普通に自分の島でのんびりしてると思いますけど。「島のみんな」との雰囲気とかも良いんですよ、ゲバルさん。フラッと他所の国に捕まりに行っちゃう大統領、冷静に考えたらかなり困りますけどね。まぁ、バレてねえから良し。

 

そして「モブキャラではない」。

 

ここもポイントで、「主人公と関わらない」「出番が少ない」という2つの特徴を持ちながらも、それでも「脇役」の範疇であって、「モブ」ではない。読んだ人が「誰だよソレ」とならない。名前が売れていてある程度の華がある。

 

コレは語る際「それなりに」容易であり、また検索性も高い事から、検索するファンもそれなりに多いのではないかと考える。

 

だから「カモミール・レッセン」で検索してきてくれた彼は、ある意味ですごくありがたい人材なんですよ。彼(彼女かも知れんね)にとってはカモミール・レッセン君はモブでは無かった、という事で、つまりそれなりに良い話なのさ。

 

それはそれとしてフォーカスのしようはないけれど。そこは諦めてくれ。ちょっと考えてみたけれど、どうしても「やり様」が浮かばなかった。いつか良い事あるよ。

 

どうフォーカスしていくか

 

以上の要点から、このブログに多く来る「ゲバルのファン」とは、つまりこういう人物像ではないか、というのが見えてくる。

 

  • 原作で実現しなかった「架空の対戦」を好む
  • 「原作で語られてはいないが、要素から推察できる設定」を考える事を好む
  • メジャーどころ(刃牙だと……花山とか?)のキャラについて、今更どうこういう事はない(少ない)
  • かと言って敢えて「モブキャラ」を語るほどわかりやすくコアでもない

 

うむ。

 

これフォーカス……敢えて悪い言い方をすると、媚びねぇ方がいいやつだな?

 

俺の勝手に考えた客層に、あんまりこういう事は言いたくないけれど……これ……「オタク」じゃん……。それも公式がそちらに向けたサービスをすると「媚びてほしくなかった」とか「公式の解釈違い」とか「原作者は原作読め」とか言うタイプの……ちょっと厄介な奴……。

 

……あくまでもコレは俺が勝手に考えた客層、と言う事はちゃんと認識した上で、「こういう人に見られているかも知れない」と把握し……そして、具体的な行動は、何一つとして起こさない。今まで通りの通常運転。

 

そういう事にしましょう。

 

真面目な話、私も大概そういう傾向はあるので……そんな私が自然体で行動してきた結果、同類が集まってきたというのは、コレはそれなりに「類は友を呼ぶ」的な夢のある話で、つまり路線を無理に変えるべきではないという事なのでしょう。

 

どんな人でも来てくれるならありがたいですしね。

 

そんなわけでコレからも、多分そんなに変わらないと思います。気が向いたら来れる際に来てください。

 

あと「カモミール・レッセン」で来てくれた人は、そのままの君でいてください。そうするとですね、俺が嬉しい。

 

 

 

というか刃牙の話したらいいんじゃねえの?

 

「ゲバルのファンって多分、要するに刃牙のファンなんだから、敢えてそういう層にサービスをするのであれば、刃牙の記事増やせばいいんじゃねえの?」

 

……単話リアルタイム感想とか新巻発売時に感想とか、かい?

 

……うーん……。

 

いや、刃牙(漫画)は、好きなんですよ?いろいろ言われている最大トーナメント以降……最強死刑囚編以降……ピクル以降……親子喧嘩……『道』……についても、目は通してありますし、なんだかんだで好きではある。

 

こう……それこそゲバルに代表される様に、「短い出番でキャラをバシッと立てる」技術であるとか、あるいは「そのキャラに相応しい表現のモノローグをバシッと決める」であるとか……ゲバルで言うなら「地球拳」の様な、こういう表現が適切かは微妙だが、「外連味」を出すその演出力に関しては、俺は本当に板垣先生はスゲェなぁ、と思っています。

 

好きな「キャラクター」でいうと、別の記事でも書きましたがジャック・ハンマーですね。今日の為に明日を捨てた男。

 

ただ、その……「物語の展開」については、少し……少し、あまりポジティブではない方向の文章を書きたくなってしまう事が、ないわけでもないので……。

 

特に俺はジャック・ハンマーが好きなので……色々……。

 

……まぁ、そういうことです。

 

必要な文は見せたということだ。

 

これ以上は見せぬ。