節足雑踏イケタライク

日々思った事や、書籍・映画・その他の感想なんかを呟きます。あまりマジメではございません。

週遅れ二次元録・8「匿名希望(暗号学園)」

逝ったか暗号学園……。

 

今週「暗号学園のいろは」が完結しました。完結……まぁ、完結しました。完結した事には間違いありません。終わり方も……良かったと思います。

 

何が不満だ。……完全に終わった後も少しは動いていて欲しいんですよね。それは「惰性」ではなく「慣性」なので。そんな微運動に誌面を割く余裕はないというのは、勿論わかっていますけれども。紙面の摩擦係数は馬鹿にならん。

 

何度か「完結かと思ったか! 新章です!」を挟んできた漫画なので、今回も大丈夫かなぁと思ってしまいましたが、ダメでしたね。うんまぁ……真虫犇ちゃんの素顔が特に文脈なく明らかになった辺りで怪しい気はなんとなくしていたが。

 

というわけでかなり応援していただけに残念ではありますが、終わり方やそこに至るまでの流れはかなり好みだった暗号学園。詳しい感想は単行本完結後にまた書くとして、今日はとりあえず「このキャラを外しては語れない」……めだかボックスに於ける球磨川のポジションに居る奴、「匿名希望」をお題目に掲げさせて頂いた。

 

なんだかんだ連載を追っていて1番「やりやがった」が強かったのは、匿名希望のマダミス解体だったような気がするので。

 

正直あのタイミングのマダミス編はだいぶ正気ではないと今でも思っている。「知らない人が知らない人のガワを被っている」、「主人公が被っているガワでさえ『知っている人』とは割と言えない」という特殊な状況は、あの序盤でしか出来ない事ではあったのだろうけれども、あの序盤でやる事かよとは思う。

 

そこまでやるなら全キャラのキャラクターシートを見せてくれても良かったとも思う。全キャラは流石に考えてなかった……というのも0ではないんだろうけれども。

 

だからマダミス中はかなり「俺は面白いと思うけどこれ大丈夫なんか」となっていた。そうだそうだ、めだかボックスも大体「愚行権(デビルスタイル)」が登場した辺りでこんな感覚になっていた。懐かしいですね。

 

2012年!? 12年前!?

 

まぁ、そんなもんでしょうね。

 

そんな不安を掻き消してくれたのが、匿名希望の蛮行だった。システムメッセージで「これ匿名希望の個人的見解だからね」「真似はするなよ」「勿忘草和音は架空の人物です」されていたのも含めて良かった。今思えば不安が掻き消されたというか別種の不安で上塗りされただけのような気もしますが、まぁ似たようなもんだ。

 

……あの号、確かジャンプ自体の付録にマダミスが付いてきたんですよね……。事故か事件か。俺の私見だが、事件の可能性が高いと思う。事故だと言い訳できる余地を作った上での、事件だと思う。

 

あと真虫犇ちゃんの素顔がちょっとツボ過ぎるんですがどうすれば良いですか。素顔バレが最終話1話前だから畜生!