節足雑踏イケタライク

日々思った事や、書籍・映画・その他の感想なんかを呟きます。あまりマジメではございません。

さらば「お前いきなりアウトbot」

壱百満天原サロメ様の記事に書こうと思ったけど「……蛇足過ぎるよなぁ」と思ってやめた文章。

 

個人的に困っていた事をサロメ様に助けられた記録なので、まぁ別に読んでも良い事は無いです。いつだかのエグゼクティブシートのアレと同列だ。

 

 

zattomushi.hatenablog.com

 

 

それにしてもこれはこれで珍しい経験であった……。ので、書くか。書こう。そういう事になった。

 

 

 

zattomushi.hatenablog.com

 

 

「名前のない事象」に命名する、というのは立派な呪的行為であり、良くも悪くもその対象に大きな影響を与えるものであるが、今回この記事で「お前いきなりアウトbot」と命名した結果は、「悪い影響」だった。

 

具体的には出現頻度が爆増した。

 

出現条件を定義したのも良くなかったのだろう。条件を満たせばほぼ確実に、見境なく出現するようになった。この記事を書いた、つまり命名したのが5月の中頃だったので……大体2週間くらい「お前いきなりアウトbot」が俺の脳内ではしゃいでいたわけだ。

 

記事では「実害はない」と書きましたが、2週間もはしゃがれると大体どんな存在でもウザくなってきましてねえ……正直ちょっと閉口していたのです。考えてみれば元々俺だけに不快な思いをさせる奴ではあったから……俺にはしっかり実害があったのだなぁ。

 

あと現れる時の見た目が変わった。仮面ライダーゾルダ(記憶の中の姿なので細かい部分がボヤーッとしている)から俺になった。まぁアレですね。ストレスポイント倍点ですね。

 

 

まぁ、もう死んだので問題はないんですけどね。いや、そもそも生きていたわけではないのだが。

 

あれは忘れもしない、壱百満天原サロメ嬢の初配信の時です。

 


www.youtube.com

 

「ですけれども!まぁ色々ありまして大体20歳を超えたくらいから『だからといってどうしようもないですわぁ!』という思考になってきたのですわ! (中略) こうなったら私お嬢様になるしかございませんの!」

(【初配信】壱百満天原サロメですわ!!!【ですわ】から引用 文字起こし・省略は雑踏虫に拠る)

 

記事でも引用した、この言葉。この言葉を聞いた時、俺は理性ではなく本能で「敬意」を彼女に抱きました。無意識にのうちにとっていたのは“敬礼”の姿でした。涙は流さなかったが、無言の男の詩がありました。奇妙な友情がありました。

 

ほぼ初対面の女性に対して抱く感情としてはどうあがいても間違っているという一点を除けば、何も問題はないでしょう。その一点を除いて果たして何が残るのか。その疑問も除こう。そうしよう。

 

さて理性ではなく本能でそのような感傷を覚えておりますと、やや遅れて「理性」がやってくる。「理性」がやってきた時に、その後をアイツが付いてきました。「お前いきなりアウトbot」が。

 

口を開く前に私はアイツを倒しましたが。勝てるものだな。

 

いやまだなんにも言ってなかったけれど、なんだかすげぇ失礼な事を言いそうだったので。倒した。倒せた。腹パンで余裕だった。

 

うむ、考えてみれば言うだけ言ったらいつも全力で逃げていたような気がする。HPは低く防御は紙だったか。顔見たらその時点で殴るのが最適解だったな。

 

それでも「仮面ライダーゾルダ」の姿だったら、腹パンで沈む姿を想像できなかったので、俺の姿になった事が弱体化としてうまく働いたといえよう。やーい。俺のざーこ。俺ざまぁ。

 

これは言うなれば「幹部格が敬意を表した相手に『よくわかってない同僚』がダメな感じの事を言ったのでスパァン!と粛清するシーン」というか、もう言っちまうと本当にワムウが倒された時のアレだった。アレ、憧れてたから出来てよかった。

 

ただ今回のこれがアレだとすると問題もちょっとあって、まぁなんというか、『よくわかってない同僚』も俺(の中のお前いきなりアウトbot)が兼任している事ですね……。抱いた敬意はマジでガチのモノだ、と自分を信じたいのだが、うむ……今後の彼女の活動を見守っていく中で、確信を持ってその敬意をマジでガチのモノとしていきたい。

 

今回の件で実感したのは、「自分の思考の流れには自分本人にも制御できない部分がある」という事で、これはおそらく2000連休の本にあった「自動思考」という奴にあたるのだと思う。

 

……こじつけられるもんだな。

 

『いやな気分よ、さようなら』という認知療法の本を読んだ。かなり分厚い本で、色々と発見があったのだが、とくに大きいのは「自動思考」という言葉を知ったことだった。
人間の思考は自分の意思と関係なく自動的に生じていると指摘するもので、言われてみればすさまじく当たり前のことなのだが、これには催眠術が解けたような感覚があった。

(「人は2000連休を与えられるとどうなるのか」P 35)

 

 

これでいいのだろうか?

 

紹介されていた本や漫画はいくつかあるが、その中でも特にこの本は面白そうだと感じたので、機会があれば読んでみたいと思う。

 

……ただ、今すぐに読むとお前いきなりアウトbotが復活しそうなので、もう少し間隔は空ける。

 

まぁアレですね。

 

アイツに関しては嘘喰い伽羅さんくらい慎重な死亡確認を行う必要がある。「そこまでやらんでも」とは思いましたよ。うん。

 

……まぁ、脹相あたりまでは「……うーん……生きてるだろ」とも思っていたので、その必要性も理解はできるが。

 

脹相を「本来の用法」で使うこと、あるんですね。人生でそんな何回もはないだろうな。これはこれで珍しい経験だった。二度目はないと思いたい。冷静に考えて嫌すぎるわ。