ちょっと時間が空いてしまったけれども、雑読メモログを再開します。
前回はこちら。
Twitterのリンクがどうなるかわからんので不安ではあるが……まぁ、やっていきましょう。
「燃焼のための習作」も面白そうだな。
— 雑踏虫 (@zatto_mushi) 2023年3月3日
(雑読メモ A)
嵐の夜、閉鎖状況で3人くらいが話す話らしいです。デカメロン的だとかなんとか。デカメロンは確か例の「世界文学大図鑑」に乗っていたような気がする。別の本だったかどうか?当時の世俗的な文化・風習が割と絡んでくるので読む際には気を付けないとだとかなんとか。別の本だったような気もする。
今デカメロンと聞くとどうしても妖精騎士ガウェインが出てきてしまうのは俺だけではないと思いたいが。2部6章で最も印象に残ったのが彼女だったのは想定外でしたねぇ。第一印象は「なんかデカいのが居る……」くらいだったのに。
……と、ここで「ここ30年の小説全部」は読了。全体としての感想は、また今度記事にまとめます。
とりあえず更新頻度を上げるための試みとして、色々やってみよう、と言う事で。
これで「ここ30年の小説全部」読んだ、と、文字の上ではそう言えるわけだな。言った後で相手が乗ってきたら困るけれども。
というわけで次からは「キドナプキディング」の読書メモです。ちなみに雑読メモの後ろについているアルファベットは、アレよ、複数の本を同時に読む際にどのメモがどの本のメモなのか管理するためのものよ。本の評価とかではないです。さすがに二十何冊も並行で読むことは、趣味としてはないだろう。記事としてまとめる際に改めて推敲するけれども、ネタバレ注意です。ジャンルとしては一応ミステリになるだろうしな。
本当か?異能バトルじゃないか?
「殺人事件の隠蔽」とか、「二回読んで初めて意味がわかる叙述トリック」とか、色々やってましたねぇ。
— 雑踏虫 (@zatto_mushi) 2023年3月22日
(雑読メモA)
まぁ多分本人から聞いていると思うが、君のお父さんはめちゃくちゃ殺人事件を隠蔽しているぞ。
まともに警察に通報したの、2作目くらいでは……?「普通の人が普通に殺される事件」がそのくらいしか無かった、と言うことでもあるが。
そして最も「やらかした」のも、またその2作目なのである……!事件自体はちゃんと通報したんだけれども……まぁ、これ以上はネタバレとして度が過ぎてしまうか。
ちょっと記憶テスト的にそれぞれの巻での「警察」の動きについて思い出してみよう。別に答え合わせとかはしないけれども。
1巻……離島で起こった殺人事件。主人公は(一応)警察を呼ぼうとしたが、島の偉い人が「警察は嫌いだから呼ばん」と言ったので、呼ばない事に。
2巻……京都市内で起こった殺人事件。主人公は通報『は』ちゃんとした。ただし。
3巻……特殊な学校で起こった殺人事件。その学校の特殊性から通報は「しても無駄」と言う事で終わる。
4巻……極めて特殊な環境で起こった殺人事件。その特殊性から警察は関与出来ず。…………万一来られてたら主人公は結構困る事になったかも。あんまりちゃんと調べないで……!
5巻……特殊な研究所で起こった殺人事件。「主人公しか生き残らなかった」ので大変に困り、警察に通報するどころか逆に「事件を揉み消せる知り合い」に連絡した。
まぁ、盾ちゃん。君のお母ちゃんやね。
6巻…………事件は色々あったのだが、どの事件もまぁ特殊だから警察がどうこうとかは無かった……?古槍ちゃんとか澪標姉妹とか、死体が発見されたので多分捜査自体はしてるけど、アレはもう犯人がどうとかそう言う話ではないので……。アパートの倒壊に際して警察の人が来ていたが、これも登場人物の誰が通報したとかでは無かったはず。多分近隣の目撃者の方による通報だと思う。
……いや、決して役立たずとかそういう事ではないのですが……この辺りはジャンルによる悲しさとしか言えず。無能とかではなくて斑鳩さんも咲さんもちゃんと仕事できる人なのですが、しかしだからこそ困るのだ……。
ノーカラテ・ノーディティクティブ……。
……戯言遣いもカラテはそんなにないが。アレはどちらかといえばジツだしな。カラテは赤色に任せよう。高度に極まったカラテはジツと見分けがつかず、実際赤色のカラテは論理能力めいている。
(章題を見ながら)
— 雑踏虫 (@zatto_mushi) 2023年3月22日
……またやったんスかアンタ。
(雑読メモA)
第一章章題。
そんな赤色の轢殺カラテが今宵も炸裂する!
ノイズくんには本当にひどいことをしたよね。
俺はただの「一種のギャグ」として受け取ってしまったのだけど、後年解説本である「ディクショナル」を読んで色々「意図」があった事を知る。一応本文でもそれらしい事は触れられていたのだが、当時の俺は「仰々しく登場した敵キャラが一瞬で倒される」という展開にギャグの匂いを強く感じ、その意図に気づけなかったのだな。
それはそれとして「仰々しく登場した敵キャラが一瞬で倒される」展開自体は多分西尾先生、半ば自覚的に使っているフシはあると思う。まにわに然り裏の六人然り。最近の作品でもやっているんだろうか。やっているなら嬉しい。好きなので。
サイアークがやられたようだな……。
呟きを3つまとめたので、機械的に斬っていく。
続きは今度、また次回。