節足雑踏イケタライク

日々思った事や、書籍・映画・その他の感想なんかを呟きます。あまりマジメではございません。

週遅れ二次元録・3「マルシル(ダンジョン飯)」

ダンジョン飯のマルシルが人気だ。アニメ1話をリアタイしたが、原作の1話を読んだ時より印象としてかなり幼く感じる。……実際、50歳ちょっとだったか、エルフとしてはかなり若い部類だったはずなので、ある意味設定どおりなのだけれども。

 

海外……ドイツ語の吹き替えが「愛らしいエルフの負け犬の雰囲気を完璧に表現している」と評され、話題になる。愛らしいエルフの負け犬……。恐らく翻訳の際に妙なニュアンスになってしまったのだとは思うが、特に序盤の「できれば魔物そんなに食いたくねえなぁ」なマルシルに対しては適切というか、なんというかな表現である。ある程度的を射(え)ている。

 

マルシル、序盤はある種のわがままが鼻に突く方もいるかもしれませんが……いやぁ、めちゃくちゃ頼りになる子なので。いなければ詰んでいた場面がかなり多い……それはあのメンバーの誰もがそうだけれども。チルチャックがいなければ詰んでいたし、センシがいなければやはり詰んでいたし、ライオスがいなければ……まぁどっかで詰んでたと思うし、あと「あのラスト」にはライオスでなければたどり着けなかっただろう。

 

そう。先日完結しましたね。ダンジョン飯

 

どういうラストだったかはネタバレになってしまうのでここでは言わないのですが、良いラストだったと思います。このくらいは良いだろ。良いよな?

 

最終的なスケールがかなり大きくなって……登場人物もかなり多くなった中で、そのすべてをうまく使って畳む……見事だった。

 

そんな「かなり多くなった登場人物」が、アニメOP(1話においてはEDでしたが)にチラ映りしていたのだけど、アニメはどこまでやるんだろうか。連続2クール、とは聞いている。どこまでやるんだろうか。カブルー辺りは出て喋りそう。宝虫回で初登場……だったっけ?

 

カブルーの「主人公パーティを外から見て『あいつらは変だよ』っていう奴」というポジションと、「ところでそういうお前はどういう奴なの?」という部分での人間性、あとさらに話を広げていく過去の因縁……と、なかなか好みの点は多い。彼もまた「ダンジョン飯」中盤から後半にかけて欠かせないメンバーの一人であった。

 

なんだかマルシルよりカブルーについての文面の方が多いような印象になってしまったけれど、「マルシルはこういうところがねぇ」という文章は割と中盤の山場だったり最終盤だったりのネタバレになってしまうのでアニメから入る人も多いだろう現状では書きにくいんだよな。