月姫だとか怪盗クイーンであるとか、そういう「あの青春の頃の作品が!」みたいなノリのリメイクについて、「楽しそうだなぁ」と他人事のように見ていたけれど。
……こういう感覚になるのか。そうか。いやぁ……聖華天の連中のテンションにも、まぁ納得はできてしまうか。それはそれとして彼らは残念ながら全滅し、そして『彼』の名前を言ってしまったので俺も恐らくは。メメントモリ。
戯言シリーズの最新作「キドナプキディング 青色サヴァンと戯言遣いの娘」が新作として発表された。
キドナプ……キッドナップ?
誘拐、か……。あの二人の娘さんが誘拐されてしまうのか。可哀想に……(犯人が)。
戯言シリーズは俺が追い出した時にはすでに完結していて……「人間シリーズ」でさえ、まとめ買いが出来る程度には刊行されていた(「人間関係」はリアルタイムで買ったような記憶もある)ので、100パーセント「当時のターゲット層か」と聞かれると、ちょっとズレているんですが、それでも青春の頃に読んだお話だというのは間違いない。
以前この記事で書きましたけど、俺が初めて「萌え」を意識したのは、恐らく浅野みいこさんですので。22歳……22歳か……そうか……。……キドナプが何年後のお話かにもよるが、再登場すれば年齢が更新されるので、ワンチャン……。
……でも、あの作品に「登場」すると……そこそこの確率で死んだり殺したりするのよね……。第一シーズン死なずに終えたキャラなので、ある種聖域というか、そういう扱いに……そういう油断が命取りだ。そうなんですよね……。
「萌えキャラが被害者」も「萌えキャラが犯人」も、それなりに珍しいお話だった時代があるのですよ。