節足雑踏イケタライク

日々思った事や、書籍・映画・その他の感想なんかを呟きます。あまりマジメではございません。

週遅れ二次元録・4 「モモワロウ(ポケモンSV DLC番外編)」

令和のハイグレ魔王、モモワロウ現る。

 

洗脳効果のある毒餅をばら撒き、人々を支配する恐るべきポケモンだ。多分普段は新横浜とかに居る。ドラルクが洗脳されかかるがダンスに耐えきれず死んで即解除されたりする。ファンの間で「一時的にとはいえドラルクを洗脳できるのは相当ヤバいのでは」みたいに言われたりする。口元を隠している野球拳あたりが攻略の鍵ですかね。

 

そう言えば洗脳されている連中が無理やりこちらの口の中に毒餅を押し込めようとするようなことは無かった。お婆さんが機械的に配っていたくらいか。それをすると絵面がいよいよホラーになり過ぎる+子供が真似できてしまうレベルの所業でマジに危ないという事だろうか。

 

それを言い出すとモモワロウがあの勢いで餅を射出するのもまぁ危ないと言えば危ないのですが、アレはモモワロウの狙撃能力と、射出されたよぉ解らんものが口に入った場合反射的に吐き出そうとするでもなくなんかもっちゃもっちゃと食っちゃう人達のコンボが為せる技なので……。

 

ゲーム中ではその性能は「どくくぐつ」という特性で表現される。モモワロウの行動により毒状態になった場合、混乱まで付随してしまう。極端なまでに物理防御に割り振った種族値(防御のみ160・他全部88 合計600)も相まって、「とにかく相手を毒・混乱にしてやる」という意気込みを感じさせる。陰湿で良い。

 

こういった物語中の描写というか、フレーバー的な設定を「ゲーム」として落とし込む工夫は好きだ。遊戯王とかFate(FGO)もよくやる印象。良いと思う。

 

だが更に「再現度」「設定と物語上での活躍の一致」を求めるのであれば、キビキビパニック中に操られた人々が徐々に毒で弱っていく、そういう描写を入れるのはどうだろうか。

 

徐々に弱っていく人々!

それでも止まらないダンス!

最初に操られたゼイユがいよいよ危なくなり、「タイムリミット」はあとわずか……!

 

……そういう話にするといよいよホラーというか、サスペンス風味が強くなり過ぎるのだろうと思います。やらんでええ、やらんでええ。

 

「なんだかゆるい雰囲気で進んでいるが冷静に考えると状況としてはかなり悪いな」というジャンルの危機からしか取れない栄養素が存在するのです。ギャグイベ特異点の終盤とかな。

 

あとモモワロウ、デザイン的にかなりツボ。飛行形態……そこから出てくる本体。本体がちっこくてねぇ。割と表情豊かで可愛さがある。可愛さとエゲツなさの同居。ナイスモンスターデザイン。

 

毒・悪・ゴーストポケモンは見た目的に好みの連中が多い。エゲツない連中も多い。そこに惹かれて結果無意識に見た目にも加点が入っているのか?