節足雑踏イケタライク

日々思った事や、書籍・映画・その他の感想なんかを呟きます。あまりマジメではございません。

「読みたいことを、書けば良い」にて、ブログと厨二(中三)ノートを振り返る

なんだかんだとブログを半年続ける事が出来た。以前触れたが、目標は1年、週一更新を続ける事なので、まぁ、半分は達成したわけだ。

 

課題も改善の余地も無数にあるこのブログだが、まぁ、無事に半年も継続した事は素直に褒めてやらんでも無い。ハイハイ偉い偉い。よく出来まちたー。

 

……俺に褒められてもなぁ……。

 

さて、ここを1つの区切りとして、改善の余地を潰して行こうかという事で、一つ分かりやすいところで文章の改善をしたいと思い、そういう本をいくつか買ってみた。その内の1つがこれである。

 

 

買った後で解ったが、いわゆる「文章テクニック」の本では無かった。一応、そういう項目はある。そういう記述もある。

 

特に「たくさんの人に読んでもらえ、webやSNSでバズり、内容が効率よく人に届き、とてもおもしろく、わかりやすい文章を簡単に書く方法」、つまりは本書の最後にあたるページなんかは、ぜひ買って読んでいただきたいところなのだけれど、しかしこの本の全体としての主張は、「読みたいことを、書けばいい」と言う事だった。

 

このブログはどうだろう。読みたいことを、書いているか。書いている、つもりではあるが。開設半年を期にこの観点から振り返ってみるのも、悪くはないだろう。

 

……今回は仕方ないけれど。もう振り返るのしばらく禁止な?前回から1週間しか間空いてないからさ。せめて、10個は新規の記事書いてからにしようや。

 

 

 

比較的、読みたい事を書いた記事

 

基本的には「全部」何だろうけれども、特にその傾向が強いだろうものをいくつかピックアップしよう。

 

社会人脳内在住の小2が考えた厨二能力の話を聞いてくれ

zattomushi.hatenablog.com

 

……お前かよ……。

 

しかし……そうなる。この記事を書く理由はどこにもない。どこにもないのに何故書いたんだ、と言われれば、そりゃあ……読みたかったからだ。

 

いや、だって……誰かがやたら設定を錬って考えた厨二能力の話は、面白いじゃん……。だから、「読みたい物」ではあるはずなんだよ……自分が考えたそれは3回も寝れば黒歴史、と言う事を、うっかり忘れてしまってはいたけれども。能力の内容は……これはこの際、あんまり関係ないな。

 

むしろ、この内容だからこの程度の傷で済んでいる感じもある。俺が「全盛期」だったらどうなっていたか。小2の俺でなく、中2……慣用表現に逃げずに考えよう。俺個人の全盛期は中3か、小2じゃなくて、中3の俺だったらどうなるか。……えーっと……確か……。

 

北条黒夜の能力、【白痴幽夢(デイドリーム)】は自身の身体を「星幽体(アストラル)」に変換する能力である。本来魂を持つ生物を星幽体に変換する事は出来ない(と言うのは表向きの話で、【帝国】の地下にある禁忌錬成陣を用いたとある実験が成功しているが、それはまた別の話……)が、彼はそれを唯一成し遂げる事が出来る能力の持ち主である。この能力で変換された星幽体は天然のソレと遜色なく作用し、良質の魔力源として作用する。しかし彼個人の知識だけでは単なる「魔力の塊」でしかなく、宝の持ち腐れである。だが彼は、その脳の中に「図書館(ライブラリ)」を持つ少女と出会う事で、王国で一番の【兵器】となり得るのである。この能力の本質として彼の正体があり、実は彼の「本当の身体」はむしろ星幽体の方。この能力も実際の所は「星幽体が意志を持つ肉体を得る能力」とした方が適切な記述で……(【白夜の星幽体(ホワイトナイト・アストラル)】登場人物設定より抜粋)

 

 

…………鋼錬と、禁書目録ですかね。多分。「星幽体」の事は多分スタンド的な何かだと考えていて、つまりはジョジョのソレだな。うん。正体は実はコッチ!ってのは、多分……テイルズか何かかな……。ん、正体が星幽体で、星幽体はスタンド……正体がスタンド?……あぁ、思い出した、コイツの元ネタ、フー・ファイターズだ!そっちのFFだ!覚えてるもんだな。

 

……こんなのについてあのレベルの熱意で語る文章が残っちゃった日には、もう、控え目に言って、きゃっ、てなるよ。サムワン海王レベルの羞恥プレイよ。セルフで。興奮できる奴は相当の猛者だぜ。

 

 

 

ネットで踊るならせめて彼らのように「Vanilla  Fiction」

zattomushi.hatenablog.com

 

 

紹介系ではこれなんかが、読みたいものを書いた例だ。紹介系は基本「良い物を紹介したい」がモチベーションのところ、これだけは「ココを紹介されてもな……」という念があり、そこを「読んでみたい」がカバーしていた。実際、俺の他に「彼ら」に着目した文章があるならば、是非読んでみたい。書いた時探したけれども、無かった……と思う。

 

こういう「目の付け所が人と違う」記事は書くのも楽しかったので、今後もやっていきたい……とは思うけれども、しかし、これを狙っていくとまた違うんだよな。例えば今、鬼滅が騒がれている。最終回だからだ。俺はいい終わり方だと思うけれども、賛否両論らしい。ここに一枚噛んでいくのが「人」だとしよう。しかし俺が「目の付け所が人と違う」事にこだわりだしたなら、触れるのは最終回では無い。最終回にあーだこーだ言う人たちを見ながら、一言、こうだ。

 

「響凱の話をしよう」

 

帰れ。今更、響凱かよ。やり尽くされてんだよ。

 

「ラーメン半チャーハンセットとか最近キツくなってきてさー、マジ響凱」

 

帰れ。フード・ハラスメントネタはめちゃくちゃに既出なんだよ。……一時期はそれに餃子もつけていたと言うのに。歳は取りたく無いものですねぇ。

 

コレはただの「へそ曲がり」なんですよ。Vanilla  Fictionの「彼ら」は、そう言う捻くれた心理ではなくて、マジで好きなんです。雪彦のアレとか、最後のコマとかと同レベルで。だからあれだけまっすぐに書けた。それはそれでどうなんだろうと思わなくも無いけれど、とりあえず狙い過ぎるのは良くないですね。

 

 

 

突発好きな物図鑑まとめ

zattomushi.hatenablog.com

zattomushi.hatenablog.com

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コレなんかは実利も兼ねている「読みたい物」だ。

 

「はーっ!気分が乗らねえ!気分が乗らねえから読書もゲームも手につかねえ!なーんかどっかの誰かが俺の好みの物を要素だけ抽出してどっかにマイリストみたいにまとめといてくんねえかなぁ!」

 

勿論そんな事はない。あったら、すげぇビビる。だから、作った。思い出したり、書いたりする手間はあるけれども、なかなか楽しい作業でもありますよ。

 

コレをきっかけにレコメンドというか、自分の好き「そうな」物を効率的に探す助けにしていきたい、という野望が実はあったりなかったりするのですが、まぁ兎にも角にもサンプル数が足らんねぇ。せめて100は欲しいねぇ。第20回か。まぁ、今年中には無理だな。

 

……いや、100程度ではいわゆるビッグデータには遠く及ばんけどね。それは解ってはいるんだけど、それが個人で完成するの死ぬ直前でどうなるかなってレベルだろ?水増しが増えても意味無いですし。程々でいきましょう。

 

 

 

比較的、読みたい事ではない事を書いた記事

 

逆に「読みたい事ではない」事を書いた記事は何か。あくまでも比較的、の話にはなるが、まぁ、わかりやすい所ではアレだ。

 

ブログ書きながらオリュンポス

zattomushi.hatenablog.com

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……まとめ感想書こうかな、と思ったら、なーんかゴチャゴチャしとるみたいだから、どーすっかなぁって感じです。

 

まぁ、読みたい事ではない、というか。執筆に至る動機が多岐に渡るので、必然「読みたい」の割合は他に比べて薄くなる、というか。「どうせ遊ぶんだし……」であるとか、「旬だし話題になるかも……」であるとか、他に比べると、そう言う下心は、あった。「他の人がやってるプレイレポって、俺がやったらどうなるんだろう」とかもあるか。土佐日記ですね。

 

ここで本の「読みたいことを、書けばいい」の話に戻るが、この本に書かれていることの一つに、「だれかがもう書いてあるなら読み手でいよう(p100)」というのがある。「そこで自分の感想と同じポイントを、だれかの手で自分より豊かな語彙で書かれていたり、自分が感じた疑問点について、なるほどと膝を叩く考察があますところなく展開されていれば、あなたはいまさら何を書く必要はない(p102)」だそうだ。

 

また「何を書いたかよりも誰が書いたか(p108)」では「よく文章指南の本には『何が書いてあるかが大切』という教えが書いてあるが、現実は違う。『だれが書いたか』のほうが、多くの人にとっては重要なのだ。だからこそ『ターゲット層にバズりたい』『たくさん読まれたい』『ライターとして有名になりたい』という思い違いを捨て、まず、書いた文章を自分がおもしろいと思えれば幸せだと気がつくべきだ(p110-111)」とあり、身も蓋もねえが、真理である。

 

いやぁ、だって、俺は最近累計5000アクセスを達成しましたし、それは本当に皆様に感謝しています。

 

 

zattomushi.hatenablog.com

 

けれども、ただ、数字としての「大小」を考えるのであれば、有名人のブログには手も足も出ない。5000とか、まぁ、1週あれば普通に行ける。らしいよ?あの記事書く時にザーッと調べただけだから、よく知らんけど。

 

以上2つの論点……他に「読みたくない事を書いた時のデメリット」は色々と挙げられているのだけれど、とりあえずこの2点を考えた時、ああいう動機で書かれたという事は、言うまでもなくよろしくない。新章とはいえ「誰か」は既に俺より豊かな感想をブログとかTwitterとかに流していただろうし(ネタバレ嫌なのであんまりみなかったけれど)、下心は十二分にあった。これはよろしくない。

 

ただ、「まず、書いた文章を自分がおもしろいと思えれば幸せだと気がつくべきだ」という部分に注目し、あの文章が俺にとって、読んで楽しくない、面白くない文章か、となると話は変わってくる。そこそこ、楽しいし、面白い。よいことですね。

 

まぁなんでか、というと、多分、俺が「流石にこじつけが過ぎるだろそれは」ってならない程度の考察であるとか、俺が「ごめんそのネタ知らない……」ってならない範囲での他作品ネタとかが、割と混じっているからなんでしょうなぁ。

 

だから、極論、「読みたくない事を書かざるを得ない」場合でも、ジョジョネタさえ使用を許していただければ、案外良い感じになるのではないか、と、思う。試す気は無いけれど。ここで迂闊な事を言うとジョジョネタ使う度に「本当は……読みたくないことを……書いているのでは?」と邪推されちゃうかも知れないから。試す気は、ないです。

 

という事でこの本を読んだからと言って俺のブログがそこまで変わるか、と言うと内容的には今までとそんなに変わらないのではないかな、と思うけれど、しかし「まぁ、コレでええか」と確証を得るにあたってはこの本、すごく役に立ったし、また面白かったので、オススメです。

 

 

 

……思い出したついでに書いておくと。

 

「白夜の星幽体」の最終盤において、北条黒夜はその存在全てを星幽体として使用して、世界再編の魔術を行使するんですね。

 

で、そこでそこまでの戦いの犠牲者とかは、再編された物ではあるけれども、生き返るんです。これまでの戦いが全部無かったことになる、というか。

 

ただ、「彼女」だけは例外なんですよ。なにせほら、ただの記憶じゃなくて、「図書館」に記録が残っているから。図書館は禁書目録のそれに、どっちかというと型月の根元みたいな感じを合わせたイメージだったと思う。仮面ライダーWのフィリップみたいな感じで利用する。

 

で、全てが変わった、けれども今まで通りの世界の中で、彼女だけが「この場所」にいない、けれども世界中に「単なる魔力」として漂う北条黒夜を見つけ、涙する。これが「白夜の星幽体」のラストです。

 

これ、まぁ、元ネタはジョジョ6部なんですけど。あそこにFFがいない事について当時の俺が解釈を巡らせた結果なんですけれど、思い出しちゃったら面白そうだから、読みたいですね。

 

でもこの流れで読みたいって言っちゃうと、書かなくちゃいけなくなるからね。いやいや、荒木先生が、これより凄いのを書いてるし。6部、読もう!